2017年6月13日

絵具遊び


いこま山のようちえんの保育は、カリキュラムのない「自由保育」です。
子どもたちは、どこで誰と何をして過ごすか、毎日自分で選択します。


先日撮影で使う180㎝幅のバック紙をいただいたので、絵の具やローラーと一緒に、お山に持っていきました。...

集合場所で
私「今日はこんな大きな紙と絵の具を持ってきたんだけど。」
子ども「ここでやりたい!」
私「絵の具をとくのに水がいるねん。」
年長「じゃあ、僕がバケツに水をくみに行ってくる。」
他の子ども「ぼくも!」
スタッフと一緒に、離れた場所まで
水汲みに行きました。

残った子どもたちはスタッフと、シートを広げて、その上に紙を広げて準備を始めます。

みんなやらされているというより、絵の具遊びがしたいから自分は何をするのかを考えて?感じて?行動している感じです。

水が届くとスタッフが絵の具をときました。
子どもA「ぼくも絵の具やさんやりたい。」
子どもB「私ピンクが欲しい!」
子どもA「はーい。待ってください。」


絵の具の準備ができると、
ローラーに絵の具をつけて遊び始めました。
「めっちゃ楽しいー。」
「足につけよう!」
「体につけよう。」
「服にもつけよっと。ぼく着替えあるから大丈夫やし。」

色んな色をローラーにつけて転がしているので、紙の上は全面茶色に。

「見てー!ぼくのローラーの色と○○君のローラーの色が一緒になってるー!」
「わぁ、△△君のも一緒や!」


紙の端で座りこんでいる子の手元をみると、茶色になった紙を少しづつ破いておだんご作りをしていました。


体中絵の具だらけになった子どもは、今度は紙の芯を持っ
子どもC「絵の具星人だー!
芯の真ん中から絵の具がでるねん。攻撃されたら目が見えなくなるねん。」

子どもD「私、絵の具星人のペットのとら。ガオ~。」
子どもE「私はライオンだぞー。」


一段落したのか、お散歩に行く子やお弁当を食べる子、紙飛行機を作って飛ばす子など、それぞれ過ごしています。

絵の具がなくなったのを知った子どもは、バケツに自分の水筒のお茶を入れて、再びローラー遊びを始めました。

絵の具が乾いた紙に、今度はクレヨンでお絵描きが始まりました。

しばらくすると
スタッフ「そろそろお片付けして、絵本するよー。」
子ども「はーい。わかったー。」



いこま山のようちえんでは、乳幼児期は遊びこむ経験がとても大事だと考えています。

遊びが見つからない日や気分が乗らない日もあります。
この日は絵の具と紙で、様々に遊びを発展させて1日遊ぶ子どもたち。

色んな色が重なってできた"茶色"という色が、また遊びを広げてくれました。